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「石の上にも三年」と言われるが本当か?転職か否かどうすべきか

2023-06-24

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石の上にも三年は本当か、その職場でとりあえず3年は耐えれば良い状況に?

「石の上にも三年」ということわざがあります。今の状況がどんなに辛くても我慢していれば、やがて好転の芽が出てくる意味です。転職の話を上長や同僚にするとこのことわざを出されることもあります。結論を言うと必ずこのことわざ通り、3年現在の職場で耐えて良い芽が出るとは限りません。早く転職した方が好機となる可能性があることは間違いありません。

3年というのは企業から見ると1つのポイントです。社員の採用から育成にかかった費用を回収するのに3年はかかると言われています。企業側から見ると3年以内に退職されてしまうとコストが回収できなくなってしまっているという見方ができます。そういう理由でこのようなことわざを引き合いに出して引き留めてくる会社もあるかもしれません。

仕事を覚えて1人前になるのに3年程度はかかると言われています。職種によって差異はあります。軽作業であればもっと短い期間である程度の作業は覚えられるでしょうし、専門的な技術を要する職業であれば10年経ってようやく1人前になることができるかもしれません。

企業で実際に働いてみないとどんな仕事なのか実感がつかめないのが現実です。「石の上にも三年」と言われてもやりたくもない仕事をとりあえず3年程度やるのは苦痛でしょう。合っている仕事であれば続ければよし、向いていないと感じれば転職を視野にいれると良いでしょう。

ポイント

  • 企業が社員を採用・育成コストの回収に3年程度かかる
  • 入社して一人前になるのに3年はかかるとされている
  • 入社しないとどんな仕事かわからない、合っていない場合は早く転職しよう
ベルン
スキルはある程度やらないと身に付かないのは事実、ただし苦痛な場合は即転職すべきだよ

ブラック企業に入社してしまったら

サービス残業や無給の休日出勤、労災隠しなど違法な事をしているブラック企業は世の中にたくさんあります。違法でなくても達成するのが困難なノルマや無理な納期を課す企業もブラック企業です。

現在は転職会議などの口コミサイトで、これらのブラック企業をある程度調べることができます。但し零細企業の情報はどうしても調べられなかったりします。実際に入社してみないと分からない場合もあります。

いざ入社してブラック企業だった場合はどうでしょうか。あまり短期間の離職を繰り返すと職歴に悪い印象を与えます。可能であれば1年は在籍したほうがいいかもしれません。但し取り返しが付かなくなるケースもあり得ます。例えば、入社してすぐ地方に強制的に転勤させられる場合などです。すると逃げられなくなってしまいます。「石の上にも三年」と言っている場合ではありません。素早く退職しましょう。

退職させてもらえない場合はどうでしょうか。民法により、正社員の場合14日前に退職する旨を申し入れることにより退職することができます。例え就業規則で3ヶ月前と書かれていても、民法が優先されます。

ベルン
ブラック企業にいると体力的にも精神的にも摩耗する、一刻も早く退職しよう

やりたい仕事がみつかった、やりたい仕事とミスマッチ

就職してなんとなく働いていたが仕事が面白くない、または仕事をしているうちに別の仕事がやりたくなったということがあるかもしれません。隣の芝生は青く見えると言えますが、実際に別の仕事がどうしてもやってみたくなるという想いが強くなるということがあり得ます。

全く別の職種に就く場合、現在の仕事の経験を積んで一人前となってもまた一から出直しです。石の上にも三年どころではありません。本当にその想いが確かであれば、可能な限り早く転職することをおすすめします。但し、もし資格があると有利な職種であれば半年程度取得期間を設けてみるのもいいでしょう。不動産営業であれば宅建、経理であれば簿記、SEであれば基本情報技術者をとっておくといいでしょう。

ミスマッチと感じた場合はほんとに仕事が自分にミスマッチしているのかどうかをよく考えましょう。もしかしたらただ不慣れなだけかもしれません。少し経験を積めばやりたい仕事かどうかが見えてきます。

ベルン
現職種で仕事の経験を積んでも新職種では一から、しっかり新天地で仕事を覚えよう

三年働くかどうかは状況次第

結局のところ、とりあえず3年という人もいるが3年働くかどうかは働く企業、やりたい事、マッチしているかなど様々な要因によります。企業によっては1年で新卒の半分が退職する企業もあります。なので一概には言い切れないのです。

これから終身雇用はなくなると言われています。終身雇用はいい面もあれば悪い面もあります。ただ良かれ悪かれ制度が成り立たなくなっているのは間違いありません。そういった世の中で雇用が流動化していくのは世の流れでしょう。

天職という職業は早く見つけるべきです。その職種を極め、その中で転職すべき、しなければならない状況があればするという状況がいいのかもしれません。

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