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技術・作業等

【難易度5】福祉面から相談援助を行う資格、社会福祉士について

2023-11-14

福祉面から様々な人に相談に乗る社会福祉士の資格

社会福祉士は身につけた知識や技術を用いて、高齢者、障害者、子供、低所得者など社会的弱者の相談にのり、福祉的な面からアドバイスや支援を行います。

相談業務にのることが主な仕事であり、最も求められる技術です。よい技術を磨くためには相談相手とコミュニケーションを図る姿勢が大切であることは言うまでもありません。コミュニケーション能力は話す能力も大事ですが、傾聴力も必要です。相談相手から言いたいことを引き出すには聞き上手であることが大切なのです。

社会福祉士は名称独占資格です。職業によっては公務員試験の合格が必要なものもありますが、基本的に社会福祉士の仕事は資格が無くても行うことができます。ただし「社会福祉士」の肩書は資格に合格しないと名乗ることができません。

社会福祉士は介護福祉士、精神保健福祉士と合わせて三大福祉資格といわれています。その中でも社会福祉士は最も難易度が高いです。難易度は高いですが、取得する価値は高い資格であることは間違いありません。

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ベルン
社会福祉士は相談業務がメイン、コミュニケーション能力が求められるので磨いておこう

社会福祉士の就職先について語ります

社会福祉士の業務内容は上記述べた通り、高齢者や障害者など社会的弱者からの相談を受け、必要な支援やアドバイスを行うことです。就業先となるところは多種多様です。その中の一部を述べます。

高齢者福祉施設

特別養護老人ホーム、デイサービスセンターなどといった様々な高齢者が入居・通所する施設があります。社会福祉士は「生活相談員」として利用者とその家族への相談援助、入所前の説明や契約手続、退所の手続、金銭管理を行います。また高齢者福祉施設では、社会福祉士も介護補助に加わる施設も多いです。高齢者福祉施設で働く社会福祉士は多いです。介護の知識を身に付けておくことも大切かもしれません。

地域包括センター

どこに相談してよいか分からない人に対して他の福祉機関と連携しつつ支援をしていく施設が地域包括センターです。地域包括センターでは生活保護や介護保険、障害年金、自立支援医療制度など様々な相談を受けることになります。

児童福祉施設

「児童指導員」として18歳未満の児童のケア、家庭環境を総合的に支援します。暴力やネグレクトなどにより虐待されている児童に対して援助を行い、児童相談所と連携をしつつ業務をこなしていきます。

スクールソーシャルワーカー

学校や学童で児童が抱えている問題を家族や教員と連結して解決を図っていきます。場合によっては本音を引き出すのは難しい場合があります。コミュニケーション力がかなり必要とされるでしょう。相手に心を開いて貰うことが重要であるのは間違いありません。(公立学校で正社員として雇用されるには公務員試験に合格する必要があります。)

ベルン
これらはほんの一例、医療機関や矯正施設など色んな勤務先があるんだ

色々あります、社会福祉士の受験資格

社会福祉士には受験資格があります。要件を満たしていないと受験する事はできません。複数の受験資格があり、どれか1つを満たす事で受験することができます。

受験資格の一部を下記に記載します。(他にも受験資格はあります。)

(受験資格)

※いずれか1つを満たす事により受験することができます

  • 福祉系大学、大学院、専修学校(修業年限4年以上)等を指定科目を履修して卒業することにより受験することができます
  • 福祉系大学、大学院、専修学校(修業年限4年以上)等を基礎科目を履修して卒業し、短期養成施設を修了することにより受験することができます
  • 児童福祉司、身体障害者福祉司などの実務を4年以上し、短期養成施設を修了することにより受験することができます
  • 一般大学、大学院、専修学校(修業年限4年以上)等を卒業し、一般養成施設を修了することにより受験することができます
  • 相談援助実務を4年間経験し、一般養成施設を修了することにより受験することができます

相談援助業務もしくは児童福祉司等の経験を積むことにより学校等に入学することなく受験資格を得ることができます。それぞれ実務経験が4年以上ある方はすでに受験資格があります。

福祉系大学、専修学校を指定科目を履修して卒業することにより受験資格を得ることができます。もし福祉系に進みたいと決まっている場合は、シラバスを確認して進学先を決めるとよいでしょう。

ベルン
受験資格は色々あるよ。受験するならどれかを満たそう

社会福祉士試験についてを語ります

社会福祉士試験の試験は19科目から出題されます。体や心に関する科目、福祉や支援及び社会に関する科目などから出題され、出題範囲が広いですので福祉の試験の中で難関な試験です。

合格点は60%前後です。問題の難易度により合格点は補正されます。また0点の科目が1科目でもあると不合格となります。

出題形式は五肢択一を基本とする多肢択一式です。


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