「PR」

事務・営業等

【難易度6】ファイナンシャルプランナーの最高峰、FP技能士1級・CFP

2024-01-01

ファイナンシャルプランナーの最高峰、FP技能士1級・CFP

ファイナンシャルプランナーの最高峰の資格、それがFP技能士1級及びCFPです。FP技能士1級は国家資格であり、国内で信用が高い資格であると言えます。一方、CFPは民間資格ですが国際的に通用する資格です。海外でFPの仕事をする可能性があるのであればCFPを取得することも考慮してもよいでしょう。

FP技能士1級およびCFPは名称独占資格です。独占業務は特にありません。また弁護士や税理士、社会保険労務士の独占業務を行うことは法律に抵触します。ファイナンシャルプランナーとして箔をつけるための資格と言えます。また受験資格があれば、FP技能士1級はお金の勉強をしたい方にとってもおすすめの資格です。

FPとしての仕事の幅を広げるのであれば、宅建士など他の独占業務のある資格を合わせて取ると仕事の幅が広がります。知識を増やしていくことでどんどん仕事が増えていくことでしょう。

よくFP技能士1級とCFPのどちらの資格を取得すればよいか比較されます。どちらもよい資格です。CFPについて気をつけないといけない事項が1点あります。「CFP認定者」の資格を維持するためには日本FP協会の年会費、CFP会費を合算した年会費がかかります。また、継続教育の費用がかかります。このように資格の維持にコストがかなりかかるのです。コストがかかるため、CFPは会社が費用を負担してくれる場合、若しくは海外で仕事をするなど資格が不可欠な場合に取得をおすすめします。

FP技能士1級は国内でFPの仕事をするのであれば最高峰の資格であることは間違いありません。資格試験の難易度も最高峰であると言えます。またCFPと違い維持費がかからないのです。会社が費用を負担してくれる場合や海外で勤務する場合を除いてFP技能士1級を受験することをおすすめします。CFPを取得する方も資格維持の観点からダブルライセンスを目指すのも手です。

FP技能士1級とCFPのダブルライセンスを目指す場合は、CFP資格審査試験6科目の合格を先に目指すことをお勧めします。FP技能士1級を初めに受験した場合は1級の学科試験を受験しなければなりません。そして合格後に実技試験へ進むことになります。その後CFP資格の習得を目指すことになるのですが遠回りです。CFP資格審査試験6科目に合格後すれば、いきなり実技試験を受験する資格が得られます。但し合格日の翌々年度までに実技試験に合格しなければ受験資格がなくなりますのでご注意ください。1級の実技試験の受験を省略することができ、効率よく2つの資格を取得できます。

厳選!初学者におススメしたい大原のWeb通信講座

ポイント

  • FP1級・CFPは名称独占資格である。他の資格の独占業務に抵触しないよう注意する必要がある。
  • CFP認定者の資格を維持するには年会費及び継続教育の費用がかかる。
  • ダブルライセンスを目指す場合はCFP資格審査試験6科目の取得から目指すのがおすすめ。
ベルン
海外で働くなど特段の理由がなければFP技能士1級を目指してみよう

FP技能士1級・CFPの試験について

FP技能士1級試験

FP技能士試験は学科試験及び実技試験からなります。それぞれ受験資格があり、学科試験の受験資格がある者は学科試験に合格し、その後実技試験にも合格することにより資格取得となります。実技試験の受験資格がある者は、いきなり実技試験を受験することができます。上記で少し触れた「CFP資格審査試験の全科目合格者」や「CFP認定者」はこれに該当します。

FP技能士1級の資格試験はFP2級までと同様に「金融財政事情研究会(きんざい)」及び「日本FP協会」が実施していますが、学科試験は「きんざい」のみが実施しています。

受験資格は下記のとおりです。

(学科試験の受験資格)

  • FP2級又は金融渉外技能審査2級の合格者で1年以上の実務経験を有する者
  • 5年以上の実務経験を有する者

※金融渉外技能審査2級とは、FP技能検定が実施される前身の厚生労働省認定の資格

※実務経験とはFPの他おおむね「実務経験を有する者」も含まれます。例えば金融機関の職員、保険会社の代理店の職員、会計事務所の職員、一般事業会社での金融・財務・経理担当者その他です。

(実技試験の受験資格)

  • 学科試験の合格者
  • 「FP養成コース」修了者で1年以上の実務経験を有する者
  • CFP認定者
  • CFP資格審査試験の全科目合格者

※学科試験、FP養成コース、CFP資格審査試験については合格日から翌々年度まで1級の実技試験の受験資格が有効です。

学科試験の科目はFP2級までと同じですが内容はさらに深く問われます。

(学科試験の科目)

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

実技試験はきんざいは「資産相談業務」について課題に基づく面接試験が行われます。一方、日本FP協会では「資産設計提案業務」について選択形式の筆記試験が行われます。どちらで取得しても同じ資格ですので、得意な方を受験しましょう。

CFP資格審査試験及びCFP認定者資格

CFP認定者になるには4つの要件を満たさなくてはなりません。1つ目はCFP資格審査試験に合格することです。2つ目はCFPエントリー研修を受講し修了する必要があります。3つ目は通算3年以上の実務経験が必要です。最後に登録申請の際に倫理規程などを遵守する誓約をすることによりCFP認定者となることができます。

  • 金融資産運用設計
  • 不動産運用設計
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  • リスクと保険
  • タックスプランニング
  • 相続・事業承継設計

FP技能士1級と違い各科目ごとに試験があり、科目合格制度となっているためゆっくり合格を目指すことができます。そのため時間をかければFP技能士1級よりも合格しやすいと言えるでしょう。ただし簡単な試験では無いため、油断をするといつまでも合格できないということもあり得ますのでしっかり勉強する必要があります。

3年の実務経験はFPとしての実務経験以外も認められるものもあります。これまでの職務経験が実務経験に含めることができるか事前に確認しておくとよいでしょう。もし該当しない場合は認定教育機関が実施する「みなし実務研修」や日本FP協会のプロフェッショナルFP研修を受講・修了することにより受講時間1時間あたり1か月の実務経験として換算されます。


「PR」

資格★合格クレアール

-事務・営業等