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【難易度3~4】電気工事のプロ資格、手に職がつく電気工事士についてを語ります

2023-04-24

電気設備の工事で必要な資格、電気工事士

軽微な工事を除き必ず電気工事を行う上で必要になる資格が、電気工事士の資格です。電気工事士の資格は国家資格であり、電気工事という独占業務があります。電気工事士は需要が多く人手不足とされています。そのため取得する事によって価値は大変ある資格であると言えます。

ただ電気工事をするには、ある程度器用さが必要になってきます。ニッパーで配線をむき出しにして括りつけたり、事務作業のみを行ってきた人にとっては慣れない世界かもしれません。手先に自信のある方は挑戦してみると面白いでしょう。ただし電気は取扱いを間違えると危険であることは言うまでもありません。適切に取り扱えるようきちんと勉強する必要があります。

電気工事士の資格は第一種電気工事士と第二種電気工事士に分かれています。第一種電気工事士の方が取扱うことができる電気工作物の範囲が広いのです。具体的な説明はそれぞれ下記の通りとなります。

第二種電気工事士

第二種電気工事士は以下の独占業務を行うことができます。

  • 一般用電気工作物の電気工事(600[V]以下)
  • 自家用電気工作物のうち、最大電力500[kW]未満の需要設備であって、電圧600[V]以下で使用する電気工作物(電線路を除く。)の電気工事
    ※3 年以上の電気工事の実務経験を積むか又は所定の講習を受講する必要がある

一般住宅や小規模店舗、小規模施設などの工事を行うことができます。資格取得後、経験を活かして独立することもできます。第二種電気工事士は大変コストパフォーマンスのいい資格であると言えるでしょう。

第一種電気工事士

第一種電気工事士は以下の業務を行うことができます。

  • 自家用電気工作物のうち最大電力500 [kW]未満の需要設備の電気工事
  • 一般用電気工作物の電気工事

第一種電気工事士の資格があると大規模な電気工事を取扱うことができます。大型ビルや工場などの電気工事や、高圧の送電線の工事にも携わることができます。従事できる仕事の幅は広がるのです。

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ポイント

  • 電気工事士は電気工事の独占業務がある資格である
  • 第二種電気工事士は住宅や小規模店舗の工事に従事でき、コストパフォーマンスが良い
  • 第一種は工場やビルなど大規模な電気工事にも携わることができ、仕事の幅が広がる
ベルン
第二種電気工事士、コストパフォーマンスがすごくいいんだよね

電気工事士の受験資格と免状申請、更新について

第二種電気工事士は受験資格も更新もありません。誰でも受験する事ができます。そして免状申請は年齢制限はなく試験に合格していれば申請することができます。第二種電気工事士は更新はないため、取得すれば永久に資格保持者となります。

第一種電気工事士は受験資格はありません。受験することは誰でも可能です。免状申請は通算3年以上の実務経験が必要となります。つまり試験に合格しただけでは有資格者とはなることができません。その点取得までのハードルはかなり厳しいです。また5年毎に定期講習を受ける事で資格を更新する必要があります。

第二種電気工事士は更新がなく未経験でも取得できる資格なので、まずは第二種電気工事士から取得することをおすすめします。いきなり第一種電気工事士を受験し、もし合格できても未経験であれば免状を交付されないので順序通りに取得しましょう。

ポイント

  • 第二種電気工事士も第一種電気工事士も受験資格はない
  • 第二種電気工事士はだれでも免状申請ができるが、第一種電気工事士は3年の実務経験が必要
  • 第二種電気工事士は更新がないが、第一種電気工事士は5年ごとの更新がある
ベルン
第二種のほうが間口は広いんだね

器用さが必要、電気工事士の資格試験について

電気工事士の資格試験は筆記試験と実技試験の2つに分かれています。筆記試験はテキストを一通り学習し過去問をこなせば問題なく合格圏に達するでしょう。出題内容は回路の計算問題、器具の名称・特徴・用途を問う問題、配線図から問う問題は第一種、第二種ともに出題されています。計算が苦手な人は数式を把握し、きちんと解けるように練習しましょう。

実技試験は配線図を読み解き、それに従って実際に作品を作成します。カット専用ニッパーなど、いくつか事前に用意できるものは持参していくと良いでしょう。手先の器用さも必要になってきます。工作が得意な人にとっては簡単な試験です。是非がんばってください。

ベルン
実技ができるかどうかで仕事の適性もわかるね

電気工事士の仕事の需要はあるのか

電気工事士は供給不足になっており、需要はたくさんあります。現在は、無資格の未経験者でも募集している職種でもあります。それだけ少子高齢化で人手が足りていないのです。もし第二種電気工事士を取得することができれば、仕事に困ることは無くなる可能性は大と言えるでしょう。普通以上の手先の器用さがある人にはおすすめの資格です。潰しがきく資格ですので、もし興味がありましたら是非取得を目指してください。



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