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【難易度5】会計事務職の登竜門、日商簿記検定2級について

2023-04-27

会計事務職の登竜門、日商簿記検定2級

会計事務職は経理や税理士補助などの仕事があります。これらの仕事に就く上で共通して優遇ないし必須とされる資格があります。それが日商簿記検定2級です。この資格があるのとないのとでは採用の上で扱いが異なります。経験者の場合は資格が無くても採用される場合もあるでしょう。但しどれくらいの実力があるのかは、採用する側としては実際に採用してみないと分かりません。特に会計スキルは専門スキルですので知識が全く無かったということは問題になります。会計の仕事をしていく上で最低限必要な知識がある証明をできる資格が日商簿記2級なのです。

日商簿記3級に合格できる能力があると小さな規模の会社の会計を行う能力はあるとされています。ただし3級の知識はあくまで商業簿記の基礎知識です。決算仕訳にしろ色々とやるべきことがあるのですが、3級で習うことは一部です。会計職を目指すのであれば日商簿記2級、大企業の会計を目指すのであれば日商簿記検定1級を目指したいです。

一般的な企業であれば、2級の知識があれば仕事ができることの証明になります。未経験であったとしても2級までの勉強を通して商業簿記および工業簿記の基本的な知識を身に付ける事ができます。

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ポイント

  • 会計職に就く際に必須となっていたり優遇を受ける事が多い
  • 会計職で仕事を行う上での最低限必要な知識があることを証明できる
  • 一般的な企業であれば十分通用する
ベルン
一般的な企業で通用するコストパフォーマンスが高い資格だね

日商簿記検定2級が難しいことの理由について

日商簿記検定2級が難しいことの1つ目の特徴はやはり商業簿記と工業簿記の2科目が出題されることです。商業簿記は3級でも習ったので受験する方は何かは分かるでしょう。工業簿記は初めて習うので初めはとっつきずらいかもしれません。

工業簿記は製造業で行われる簿記です。製品を作るのにかかった原価を計算し、決算書類を作成します。この原価計算がすごく苦手な人が多いのが現実です。材料費、労務費、経費、製造間接費そして仕掛品、製品、製造原価など聞きなれない勘定科目がたくさん出てきます。これらの勘定科目を使った仕訳に慣れ、様々な計算が解けるようになれば2級の工業簿記は攻略できたも同然です。

2級が難しいことの2つ目の特徴は商業簿記の連結会計です。連結会計は自社と子会社の帳簿を合算し、連結財務諸表を作成します。これは以前は1級のみで習う範囲でした。連結会計は難しいですが、タイムテーブルの書き方などをしっかり勉強して解き方を工夫して少しでも時間短縮を図って解くようにしてください。

ポイント

  • 工業簿記は慣れない勘定科目、慣れない原価計算が難しい
  • 連結会計はとにかく難関、タイムテーブルを書く練習をしよう

日商簿記2級は独学か、学校に通うべきかについて

日商簿記2級はその気になれば独学で合格することはできます。工業簿記はとっつきにくいですが、テキストをじっくり読んで問題を練習すれば解けます。連結会計は処理のステップとタイムテーブルが書ければ対策が取れるでしょう。その他の分野は1つずつやれば問題なく理解することができます。長くとも半年も勉強すれば合格できます。

しかし独学をすると効率の悪い解き方が身に付いてしまっていることがあり、上位の資格を受けるときに学校に通う際に抜けきらないことがあります。もし日商簿記1級や公認会計士、税理士などの受験を考えていてどこか通学、通信を考えているのであれば日商簿記2級の受験時から利用することをおすすめします。

ベルン
独学は変な癖がつくこともあるから、1級や税理士などを受けるのであれば学校に通う事もおすすめ

もし上位を受けるのであればどれを受けるべきか

日商簿記2級に合格した後に受けるべき資格はどれか、いくつか候補があります。勿論日商簿記2級はいい資格ですので、それ以上資格は受けずに、仕事で必要な知識は資格以外で勉強していくという選択もありです。

・日商簿記検定1級

日商簿記検定2級の上位の資格です。しかし難易度は一気に跳ね上がります。合格率は10%以下の資格であり、合格率が大きく変わりそうな場合は得点調整されます。なので実質競争試験と言えるでしょう。商業簿記、工業簿記に加わり、原価計算、会計学と4科目となります。試験範囲も広く計算も複雑ですが、取得することによってさまざまな企業から一目置かれますので、実務経験者が転職を目指すにもいい資格です。合格することで税理士の受験資格が得られます。

・全経簿記検定上級

全経簿記の最高峰の資格です。日商簿記1級と同等とされていますが、日商簿記1級より若干易しめです。しかし日商簿記2級よりはかなり難しい資格であることは間違いありません。試験範囲は日商簿記1級と同じです。日商簿記1級をめざすのであれば、この資格も併せて受験するといいでしょう。この資格も合格することで税理士の受験資格を得ることができます。

・税理士

税務のプロの資格です。税務の代理、税務書類の作成、税務相談という独占業務があります。この資格を取得することで独立して事務所を開くこともできます。また税理士法人に勤務税理士として勤める事もできます。一般社会人よりも高収入を得ることができるのは間違いありません。但し一定の受験資格があります。

・公認会計士

会計の最高峰の資格です。会社の監査業務を行う独占業務があります。監査法人に勤めてこれらの業務に従事する人が多いでしょう。監査の仕事は企業の決算書に不正がないかを調査するのが仕事です。決算後の時期はすごく多忙な仕事であることは言うまでもありません。しかしやりがいはある仕事であり、社会的ステータスも高い職業であるので目指すのであればおすすめできる資格です。



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