工場や倉庫などで様々な求人があるフォークリフト免許
求人数は景気によって左右されることは言うまでもありません。不景気のときに仕事にあぶれてしまうと生活に困窮してしまうでしょう。どのような状況でも仕事にあぶれることがないように、フォークリフトの免許を取得する事は大変おすすめできます。
フォークリフトは倉庫、工事現場、物流センター、工場などさまざまな場所で活躍します。この運転技術は色々な職場で活躍することができます。現業系の資格の中でも活躍できる幅が広い資格の1つと言えます。
フォークリフト免許は種類が2種類あります。「フォークリフト運転特別教育」及び「フォークリフト運転技能講習」です。積載量が1トン未満のフォークリフトの運転を行う場合は「フォークリフト運転特別教育」、積載量1トン以上のフォークリフトの運転を行う場合は「フォークリフト運転技能講習」の終了証が必要となります。
会社から受けに行く場合は指示に従う必要がありますが、資格取得を目標として個人で取得する場合は「フォークリフト運転技能講習」の受講をおすすめします。
この資格、90%以上の人が合格しています。それで就職のチャンスが大きく広がるのです。もし仕事がない、満足していないのであれば取得してみることをぜひおすすめします。難易度と比較して得られるものは最高です。
ポイント
- フォークリフトの資格は様々な場所で活躍することができる
- 「フォークリフト運転特別教育」と「フォークリフト運転技能講習」の2種類の資格がある
- 合格率が高いのに得られる効果が高い
2種類の資格「フォークリフト運転特別教育」「フォークリフト運転技能講習」
積載量1トン未満と1トン以上で「フォークリフト運転特別教育」と「フォークリフト運転技能講習」と必須資格が異なります。
「フォークリフト運転特別教育」はかなりハードルが低い資格です。なぜなら講習のみで試験がないからです。きちんと講習を受講すれば誰でも取得できる資格です。教育内容は下記の通りとなっております。
(フォークリフト運転特別教育 学科教育)
- フォークリフトの走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識・・・2時間
- フォークリフトの荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識・・・2時間
- フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識・・・1時間
- 関係法令・・・1時間
(フォークリフト運転特別教育 実技教育)
- フォークリフトの走行の操作・・・4時間
- フォークリフトの荷役の操作・・・2時間
「フォークリフト運転特別教育」は試験が無いとはいえ、積載量1トン未満のフォークリフトが運転できるようになる資格です。しっかり勉強しましょう。
この資格は特定機関だけではなく、自社でも教育の実施が可能です。但し定められた内容の講習をすることが義務付けられています。
「フォークリフト運転技能講習」は「フォークリフト運転特別教育」よりはハードルが高いです。この資格は修了試験があり、合格しないと取得はできません。合格率は90%以上なのでほとんど合格することはできます。教育内容は下記の通りです。
(フォークリフト運転技能講習 学科教育)
- フォークリフトの走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識・・・4時間
- フォークリフトの荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識・・・4時間
- フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識・・・2時間
- 関係法令・・・1時間
(フォークリフト運転技能講習 実技教育)
- フォークリフトの走行の操作・・・20時間
- フォークリフトの荷役の操作・・・4時間
修了試験は学科試験が各科目40%以上、合計60%以上、かつ実技試験が70%以上で合格となります。難易度は高くないですが、しっかり講習で勉強をして落とさないようにしましょう。
これだけの高い合格率の試験で1トン以上の積載量のフォークリフトを動かせるので、取得しない手はありません。
ポイント
- フォークリフト運転特別教育は試験無しで取得できる
- フォークリフト運転技能講習は90%以上受かる
- 受かりやすい資格で需要は有りまくり、取得しない手はない
フォークリフト免許だけではダメ、公道を走るには
フォークリフトが公道を走るにはいくつか条件があります。
荷物を積載して走ることはできません。荷台には何も乗っていない状態で走行する必要があります。
けん引走行や作業灯の点灯も禁止されています。これらを遵守する必要があります。
公道を走る場合はフォークリフトもナンバープレートを付ける必要があります。公道を走る自動車ですのでこれは当然でしょう。また、自賠責保険に加入することも義務付けられています。
運転者は「フォークリフト運転特別教育」や「フォークリフト運転技能講習」の資格だけでは公道を走ることはできません。フォークリフトの種類により「小型特殊自動車免許」もしくは「大型特殊自動車免許」が必要となります。
フォークリフトの種類により、大型特殊自動車、新小型特殊自動車、小型特殊自動車に分かれています。
※「小型特殊自動車」は「大型自動車免許」、「中型自動車免許」、「普通自動車免許」、「大型特殊自動車免許」、「大型二輪免許」、「普通二輪免許」、「小型特殊自動車免許」のいずれか免許を保有していれば運転可能
※新小型特殊自動車は「大型特殊自動車免許」が必要
公道を走る時は別途免許が必要となることを押さえておきましょう。