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【レベル8】経営コンサルタントにおすすめの資格、中小企業診断士について語ります

2023-05-21

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経営コンサルタントにおすすめの資格、中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営課題を発見し対応するように助言する専門家です。中小企業診断士の資格は正に経営コンサルタントのための国家資格です。

経営コンサルタントになるために資格は必須ではありません。ただし、資格があった方が信用されることは言うまでもありません。その中でうってつけの資格が中小企業診断士の資格なのです。

中小企業診断士は資格取得の際に経済や会計、ITそして経営法務など、中小企業に助言をする上で必要な知識を学習します。中小企業の助言を行う実務中心の試験であり、資格取得者はしっかりとした知識が身に付いています。この資格の勉強を通してコンサルに必要な知識を身に付け、実務経験を身に付けて一流の経営コンサルタントを目指してください。

経営コンサルタントに生かせるおすすめの資格は他にもいくつかあります。例えば公認会計士の資格を保有していれば、企業監査の経験をコンサルタントに生かすことができます。会計系の最難関の資格でありますので能力も担保されます。他にも税理士の資格などがあげられます。税務相談の経験をコンサルタントに生かすことができます。税理士は企業に密着して仕事を行いますので、経営コンサルタントの仕事にも向いていると言えるでしょう。

経営コンサルタントは平均年収も一般の正社員よりも若干高い水準にあります。独立をすればさらに収入の増加が期待できます。

ポイント

  • 中小企業診断士は経営コンサルタント向けの国家資格
  • 資格が無くても経営コンサルタントにはなれる
  • 公認会計士や税理士などの資格も経営コンサルタントに生かせる
ベルン
経営コンサルタント、人気のある職業だよね

試験範囲が多い、中小企業診断士試験について

中小企業診断士試験は試験範囲が広いです。企業に助言をする経営コンサルタントであることを証明する国家資格であるので、難しいことはもちろんなのですが、1次試験では7科目を学習します。1次試験は科目合格制度となっており、科目合格の有効期限は3年間(当年を含む)となっています。1次試験は択一試験であり、覚えたことをそのまま結果として出し易い試験です。

学習する科目は下記の通りとなっています。

(1次試験科目)

  • 経済学・経済政策
  • 財務・会計
  • 企業経営理論
  • 運営管理(オペレーション・マネジメント)
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・中小企業政策

それぞれの科目の分量が多く、勉強を一定量しないと合格することはできません。科目合格も3年間の期限がありますので、可能な限り短期間で全科目合格しましょう。

例えば、財務・会計は日商簿記2級よりも難しい程度の内容が出題されます。日商簿記2級は簿記をある程度勉強しないと合格できないレベルです。それよりも難しいので、難易度は高いです。

難易度が高い科目が7つあるため、一生懸命勉強しないと合格しないといけません。他の資格や学位などがあると一部科目免除があります。

(1次試験科目免除)

  • 経済学・経済政策・・・経済学教授、准教授、経済学博士、公認会計士試験2次試験において経済学を受験して合格した者、不動産鑑定士など
  • 財務・会計・・・公認会計士、会計士補、税理士など
  • 経営法務・・・弁護士、司法試験合格者、旧司法試験第2次試験合格者
  • 経営情報システム・・・応用情報技術者試験など

免除を利用することにより1次試験が楽になります。この中では経営情報システムの科目が一番免除してもらうのが簡単かもしれません。

2次試験では企業の分析、診断、助言をする力が問われます。1次試験合格後、合格した年を含めて2年以内に合格しなければ1次試験から受け直しとなります。

2次試験は記述試験です。ABCDの大問4題にわかれており、それぞれの大問ごとに小問数題があります。小問は100字程度で解答する問題が多く、SWOT分析や1次試験で学習した内容を踏まえて解答する問題が出題されます。大問DはABCと異なり、決算書などから分析を行い助言を行う問題が出題されます。

2次試験は文章の書き方が分からないと合格はできません。書けないとおもったら迷わず通信教育か資格学校に通いましょう。

ポイント

  • 1次試験は難易度高めの7科目を学習しなければならない
  • 合格科目免除は当年含めて3年間、1次試験免除は2年間
  • 2次試験は記述試験で4題出題される
ベルン
2次試験の記述試験、これ独学だとなかなか難しいよね

中小企業診断士の資格更新制度について

中小企業診断士は更新が必要な資格です。登録してから更新までの期間は5年間です。5年以内に『専門知識補充要件』と『実務要件』を満たさなければなりません。両方とも下記の要件を満たすことで更新することができます。

『専門知識補充要件』・・・下記のいずれかを5回みたすこと

  • 理論政策更新(理論政策)研修を修了
  • 論文審査に合格
  • 理論政策研修講師を務める

『実務要件』・・・下記のいずれかを合計して30日以上行ったこと

  • 診断助言業務等をに従事
  • 実務補習を受講
  • 実習、実務補習を指導

なかなか大変な要件です。いずれコンサルタントとして働こうと資格を取得していて、現在はペーパー取得者である場合、実務補習などで維持費が安くはありません。そういった方のために資格の休止が最長15年間認められています。この間は更新をしなくても資格は失効しません。もしすぐに資格を使うつもりはなかったという方は利用してみてはいかがでしょうか。

ベルン
維持費は高い。もし使わないなら休止も検討を。

まとめ

中小企業診断士は経営コンサルタントして働く人にとっては、最も適した資格です。また難易度の高い資格であり、この資格を取得したといいうことはやる気があると認められ、コンサルタント企業に採用されやすくなるでしょう。もし経営コンサルタントの仕事に勤めていらっしゃるのであれば、または興味があるのであればぜひ取得を目指してみるといいでしょう。

ただし独占業務のある資格ではないです。中小企業診断士の資格があるからいい仕事ができるのではなく、経験を積むのが一番大切だということは忘れずに仕事に励みましょう。



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