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【難易度10】数理業務の専門家、難関資格であるアクチュアリー

2023-08-07

アクチュアリーとはどのような資格なのか

アクチュアリーという資格を聞いたことがない人は多いです。アクチュアリーの仕事は生命保険・損害保険・企業年金などの金融分野で、保険料率や保険金額の算定などを行う数理業務です。

仕事では統計学や確率論などをはじめとする数学を使用します。資格の取得にも数学の知識が必要となります。アクチュアリーを仕事にするには、数学が好きであることが必須です。

アクチュアリーの資格は取得するのはものすごく大変です。公認会計士試験と同等と言われています。数学を専攻した方にとっては公認会計士よりは取りやすいかもしれませんが、難易度が高い事には変わりがありません。

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ベルン
アクチュアリーの取得は大変だけど数学が得意なら狙う価値あり

アクチュアリーを取得するメリットについて

アクチュアリーの資格は取得する価値がある資格です。保険会社や金融機関でものすごく需要があります。なぜなら資格保有者が極めて少ないからです。

アクチュアリーの1次試験に1科目でも合格すれば研究会員になれるのですが、研究会員の年収も600万円以上とされています。

また1次試験に全て合格すれば準会員になることができるのですが、企業によっては年収1000万円以上の給与が支払われる所もあります。

正会員となり、晴れてアクチュアリーとなれば日系企業で1000万円、外資系だと2000万円超の給与を支払う企業があります。

また、数学が好きであれば好きなことを仕事にすることができるのもメリットであると言えるでしょう。好きな人にとっては大変やりがいがある仕事であり、アクチュアリーの仕事はおすすめできます。

ポイント

  • 研究会員や準会員でも世間一般と比較して年収が高い
  • 正会員は外資系の場合、年収2000万円以上支払われる企業もある
  • 数学が得意であれば、やりがいがありおすすめできる仕事である
ベルン
アクチュアリーの年収は高い、難しいけど数学が得意ならおすすめしたい資格だよ

アクチュアリー資格試験や難易度について語ります

アクチュアリー資格試験は1次試験及び2次試験があります。1次試験及び2次試験に全て合格し、「プロフェッショナリズム研修」の受講をしていることにより日本アクチュアリー会の「正会員」となり、アクチュアリーとなることができます。

1次試験はアクチュアリーとしての基礎力があるかを測る試験ですが、極めて難しいです。数学に苦手意識があると太刀打ちできません。科目は下記の通りです。

(1次試験)

  • 数学
  • 生保数理
  • 損保数理
  • 年金数理
  • 会計・経済・投資理論

「数学」の科目では、確率・統計・モデリングに関する学力があるかどうかを評価することを念頭においた問題が出題されます。大学の理系学部の2年次レベルまでの知識が必要となりますので、統計学に触れたことが無い方は平易な参考書から学習するとよいでしょう。

また、解析学の知識が必要になります。人によっては微分積分に触れておらず、馴染みにくいかもしれません。重積分などは理系学生でも挫折しやすい分野ですので、理解できるまで勉強しましょう。

「生保数理」の科目では、生保数理の基礎および応用に関する問題が出題されます。利息の計算や生命表及び生命関数、責任準備金など、生命保険に係わる計算問題が出題されます。

「損保数理」の科目では、損保数理の基礎および応用に関する問題が出題されます。料率算定の基礎やリスクモデル、純保険料と営業保険料の算定方法など、損害保険に係わる計算問題が出題されます。

「年金数理」の科目では、年金数理・年金財政の基本に関する問題が出題されます。年金数理の基本原理、計算基礎率、年金現価率、定常人口論など、年金に関わる計算問題が出題されます。

「会計・経済・投資理論」の科目は、会計や経済、投資に関する問題が出題されます。

会計の分野では、財務会計の機能と制度、利益計算の仕組みなどが出題されます。経済の分野では、マクロ経済学、ミクロ経済学が出題されます。投資の分野では、ポートフォリオ理論、株式等式分析などが出題されます。

他の4分野と比較して、「会計・経済・投資理論」の科目は文系よりの科目となっています。

これら5科目の1次試験のどれか1科目でも合格すると「研究会員」、5科目全てに合格すると「準会員」となり2次試験に挑戦する資格が得られます。

2次試験は3つのコースから選択して受験します。

(2次試験)

  • 生保コース・・・「生保1」「生保2」
  • 損保コース・・・「損保1」「損保2」
  • 年金コース・・・「年金1」「年金2」

2次試験は、専門的な知識が問われる第1部と問題解決能力が問われる第2部に区分されています。この2次試験に合格し、プロフェッショナリズム研修を受講するという条件を満たす事で晴れて「正会員」となりアクチュアリーを名乗ることができます。

このアクチュアリーの資格の難易度ですが、国内の資格の中では公認会計士に並ぶ程度です。正会員になるまで平均8年かかるといわれています。目指すには相当な覚悟が必要ですが、それに見合った価値のある資格です。


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