男女関係なくマナーは必要、マナーを身につける秘書検定
社会人となり企業などで働くに当たって様々なマナーを身に付けなければなりません。社会人として働いていても意外と知らないマナーもあります。このような社会人として働いていく上で必要なマナーを身に付ける事ができる資格が秘書検定です。
電話の取り方、名刺の交換の仕方、手紙やメールの書き方など、マナーはプライベートな付き合いとは違いたくさんあります。学生のうちにマナーをしっかり学習しておくことは大変よい心がけであり、これから働いていく上での大切な準備です。
社会人の方もこの資格を取って本当のマナーをおさらいしておくといいでしょう。よく嘘マナーがいつのまにか広がっていたりします。お辞儀ハンコや名刺を極端に低い位置で交換するなんてものです。こういったものは一度直した方がいいですね。お辞儀ハンコはその会社の文化になってしまっているのであれば、自分が上の立場になったときに直しましょう。
秘書検定、女性が受験する資格だと思っている方もいらっしゃいますが、それは秘書は女性というイメージからいわれているものであり、マナーは男性も女性も関係なく求められています。そして男性の秘書もいます。ジェンダーの差はありません。
秘書だけではなく、営業や総務、経理そして購買と様々な人と関わる部署で働く人が身に付けておくべきスキルです。マナーを身に付けておくだけで会社の対外的な印象が変わるでしょう。
秘書検定は何級からがおすすめ?就職の際には評価されるのか
秘書検定を取得するメリットは勉強を通して仕事での必要なマナーが身に付くことにつきます。会社の新卒研修で一通り教えてはくれますが、資格の取得を目標としながら勉強をするとより身に付きやすいです。標準的なマナーを身に付ける事で、仕事をする上での人間関係も良好になるでしょう。
資格を取得していること自体に対しての評価はどうなのか、秘書検定2級以上であれば就活においても一般的なマナーが十分身に付いているということで評価されます。まずは2級を目標に頑張ってみればよいのではないでしょうか。
転職の際は資格そのもの自体での評価は必ずしもゼロではありませんが、評価されないことの方が多いです。何故ならすでに社会人を経験しており、実践も経験していると見なされているためです。しかし勉強することはいい心がけです。履歴書に書くことは悪い事ではありません。取得したら是非書いてみましょう。
秘書検定の各級の難易度について
秘書検定3級
上司に対する応対について、基礎的な知識があるかを測る試験です。大学生や社会人であれば、新たに勉強をしなくてもすでに身についている知識が大半を占めます。大学生の場合、1週間も勉強すれば合格圏に達することができるでしょう。1冊テキストを読み込めば、合格できます。
秘書検定2級
秘書検定2級は、3級の内容に加えて上司の身の回りの世話や手助けをできる能力があるかを測る試験です。試験勉強時間は50時間程度を要します。試験の合格点は60%です。合格率は50%強あるため、比較的容易な試験です。しっかり勉強をすれば合格することができます。
秘書検定準1級
上司から相談をうけたり、後輩へアドバイスをしたり中堅社員を想定しているのが秘書検定準1級の資格です。筆記試験に加えて面接試験もあり、難易度は一気に上がります。面接対策をしっかりとしておく必要があります。試験勉強時間は100時間程度を要します。合格率は40%前後です。
秘書検定1級
上司の仕事を把握しており、上司の仕事を先読みしサポートする能力が求められます。秘書検定1級も筆記試験に合わせて面接試験があります。試験勉強時間は150時間程度かかり、勉強をしっかりしなければなりません。合格率は25%前後と準1級と比較して半分程度となります。準1級までと比較すると難易度が高めの資格となっています。
ポイント
- 2級までは面接試験がなく、テキストなどでしっかり勉強すれば合格できる
- 準1級以上は面接試験があり対策が必要である
- 合格率は高いが上位の級はきちんと勉強しないと合格はできない
秘書検定はどういった人におすすめできる資格か
秘書検定を一番おすすめできるのは高校生や大学生などの学生です。社会に出て新卒研修でマナーを習うことになるでしょうが、恐らく初めてのことばかりで戸惑うことも多いと思います。あらかじめ秘書検定でマナーの勉強をしておくことで耐性が身に付きます。また実際に職場に配属されたときに、メールの打ち方や電話の取次ぎ方などで戸惑うことがなくなります。それだけでも同期に差をつけることができ、大きな評価ポイントとなります。資格は様々なものがあり、スキルを身に付ける事もすごく大切ですが、マナーもまたスキルの1つなのです。